包丁/砥石/水を張った容器/新聞紙または硬めの布/面直し石/布巾
① 砥石を10~15分程度水に浸して置く。(砥石によっては不要です。ご使用になる砥石の注意事項をご確認下さい。)
② 包丁を持つ手の中指、薬指、小指で柄を握り、人差し指を刃の背に沿って添え、親指は刃の側面の一番下の部分に当てる。
③ 砥石を身体に対して縦にまっすぐに置き、包丁の刃を、砥石の上面の底辺に対して45~60度くらいにしてのせる。
④ 角度を決めたら、包丁の背を、砥石の上面に15度くらいの隙間が出来るように浮かせる。
⑤ 角度を同じに保ったまま、刃の研ぎたい部分を砥石の手前にのせ、包丁を持っていないほうの手の人差し指と中指を軽く刃に当てる。(指が砥石につかないようご注意下さい)
⑥ その状態で、砥石の奥まで、まっすぐに刃を移動させる。力を入れず、すっと撫でるように、手前から奥、奥から手前へ移動させ研いでいく。手前側の刃先、真ん中部分、刃の先端へと、少しずつずらしながら研いでいくとよい。
⑦ 砥石が滑りにくくなってきたら、水を垂らし滑りをよくする。(研いだ後の黒くなった研ぎ汁は、洗い流さないで下さい)
⑧ 研げているかどうか、刃の先端部分が削れ、小さく反対側に反り返っていることを確認する。
⑨ 刃の手前から先端まで手前に向かってそっと触れ、小さく反り返っていることが確認出来たら完了。
⑩ 刃の反対側に持ち替え、同じように研ぐ。
⑪ テーブルの縁に合わせて新聞紙または硬めの布をひろげ、刃の部分を、研ぐときと同じ15度の角度に浮かせた状態で左から右、右から左へと軽くこすりつけ、表面を整える。
⑫ 使用した面直し石は水で洗い、タオルで水分を拭き取ってから、日陰で干し、乾いたらもとの状態に片付ける。
・砥石のお手入れ
砥石の使用後は、必ず「面直し石」で上面を平らに整えて下さい。「面直し石」の使い方は以下を参考にして下さい。
① 面直し石を10~15分程度水に浸して置く。
② 凹凸のある面を砥石の上面に当て、手前から奥、奥から手前にこすり、平らになるまで数秒間くりかえす。
③ 使用した面直し石は水で洗い、タオルで水分を拭き取ってから、日陰で干し、乾いたらもとの状態に片付ける。